カビとは?

建物にはびこるカビの実態

人為的なカビの発生

木造家屋から、コンクリートのマンションへと、住宅状況が変わりカビの発生に好適な環境を作っています。

生活様式の変化

プライベート重視の環境で、各部屋の空間が狭くなり、空気の流通が悪くなっている、またエアコンの普及で、年中温度が変わらず、カビの好条件の生息地となっています。

安易なカビ取りによるカビの活性化

カビ取り剤で、全てが解決すると思い込んでいる主婦達が、カビの活性化を招いていると云う事実があり、防カビと、除カビを混同しているマスコミにも問題があります。

安易なカビ取りによるカビの活性化

自然環境破壊による土中菌の発生

山林地など大規模開発工事による宅地造成で、土中にあったカビ菌を引き出してしまい、自然環境が破壊された付けが、人間社会に回って来ています。

カビと病気

カビとは?

カビは、胞子と呼ばれる真菌が、空気中を漂っていたる所に定着し、胞子は発芽し菌糸が出てきて、空気中の栄養分を取り、枝分かれしながら広がり、やがて菌糸に新しい胞子ができ、再び空気中に散っていきます。
一般的にカビは下記のような生育条件があります。

①適度な温度       ②70%以上の湿度       ③少量の酸素

カビと病気との関係

カビが原因となる病気は真菌症と呼ばれ、人間の表面に発生するものと、内蔵に深く侵入するものとがあります。
空気中に浮遊するカビ胞子を外気から吸い込んで発生します。

カビと病気との関係

カビが原因で起こる病気「真菌症」

真菌症には表在性真菌症と深在性真菌症があります。
深在性真菌症に代表される日和見感染症は手術後や抗生物質などにより人体が免疫を失い身体の抵抗力が弱まった時に猛威をふるい出すもので、これには、カンジタ症、クリプトコックス症、アスペルギルス症、ムコール症などがあります。
表在性真菌症は皮膚真菌症です。最も一般的なものは白癬菌症で、代表的なものに水虫があります。その他には赤ちゃんのオムツカブレなどのカンジタ症も代表的な例です。

カビが引き起こす病気の例

アレルギー症候群・気管支真菌症・過敏性肺臓炎・発癌物質・アトピー性皮膚炎・鼻炎・肺炎・血液病・肝臓病・腎臓病・他